平和教育学習会・懇談会 [参加者より]
福島の現実を子どもたにちどう教えるべきか
日 時:2014年3月30日(日)午後1時(12:30 開場)から4時30分
場 所:ゆいぽーと(広島市男女共同参画推進センター)研修室1(定員36名)
内 容:
・福島の被災者佐々木ヤス子さんの手記を基にした紙芝居
『見えない雲の下で』紙芝居 まち物語制作委員会
・映画上映『内部被ばくを生き抜く』(監督・鎌仲ひとみ)
http://shop.kamanaka.com/?pid=64375450
資料代:800円(当日会場にて)学生無料
平和教育学習会・懇談会が2014年3月30日(日)午後1時・ゆいぽーと(広島市男女共同参画推進センター)研修室1にて開催いたしました。テーマは、「福島の現実を子どもたにちどう教えるべきか」でした。
まち物語制作委員会による福島の被災者佐々木ヤス子さんの手記を基にした紙芝居『見えない雲の下で』をまち物語制作委員会の方々が上演してくださいました。本格的で身振り手振りや表情も迫力があって、小学校や中学校に公演にいっても子どもたちが聞き入ると言われたことに納得しました。
学校関係での上演は仕事の休みを取って予定を組まれるそうなので早めに連絡してくださいとのことでした。
こちらのページに活動紹介が掲載されています。公演依頼もこちらからコンタクトが取れるそうです。
鎌仲ひとみ監督『内部被ばくを生き抜く』は内部被ばくについてわかりやすく具体的に医師の方々が語られて、福島の取材も入り、中学高校生でも内部被曝の危険性がよくわかるのではないかと思いました。
引き続き、小グループにわかれて懇談をしました。鎌仲監督の友人で実際に福島に何度も行ってドキュメンタリー映画を撮っておられる方がいらっしゃって、福島の方々で自殺者が増えていることや(1つのお寺で9人とか具体的に聞かれたそうです)、補償金の格差で寺の寄合で檀家同士でもめることなどいろいろな問題を紹介し てくださり、考えさせられました。
また、安田女子大では、福島のことをどう教えるか、小中学校の先生方と授業案をつくる活動や高校生大学生を福島にボランティアに連れていく活動をしておられるサークルの紹介がありました。
まち物語制作委員会活動紹介:
語れなかったヒロシマ。福島も多くの人が語らないでいます。そんな中、広島から届けた紙芝居を使って、福島の被災者の方々が福島を語り始めました。福島と広島の絆、ご覧下さい。
鎌仲ひとみ監督公式サイトより映画紹介:
未知なる危機に備えて 2011年3月に起きた東日本大震災によって原発が4つも爆発してしまった、その後の世界に私たちは生きている。大量の放射性物質が放出され、広範囲に拡散したことは 解っているが、ではどれだけ出たのか実は正確な情報がない。放射性物質は環境に溶け込み、生態系に入り込んだ。 呼吸や汚染された水・食品を通じて引き起こされる内部被ばくは、この時代に生きる私たち全員の問題となった。これからいったい 何が起きるのか、正確に予測できる人は実はいない。ただできることはありとあらゆる情報と可能性を吟味して、「命」を守る努力をするということだ。 放射能は様々な局面で「命」の脅威となりえる。私たちは生き抜かなければならない、そのためのささやかな助けになればとこの作品を作った。
同時開催:チェルノブイリ原発事故の被害についての写真パネル展
チェルノブイリ原発事故20周年シンポジウム実行委員会作成。(監修・今中哲二:京都大学原子炉実験所助教。1978年、愛媛県の伊方原子力発電所1号機の原子炉設置許可取り消しを求めて原発周辺住民が提訴した伊方原発訴訟を支援)(チェルノブイリ子ども基金・丸木美術館 小寺さん保管 貸出無料・送料のみ負担)