平和教育のアイデア交換のための国際交流会

https://www.facebook.com/events/125701218046889/

日時:8月5日(土)14:00〜16:00(開場13:50)(定員15名)

会場:広島市中区中央公民館

広島市中区西白島町24-36

http://www.cf.city.hiroshima.jp/chuo-k/shisetsu.html

13:50 – 16:00 ホール(4階)

16:00 – 17:30 大集会室3 (3階)

主催:University of Middle East Oleander Project

平和教育地球キャンペーン中四国支部

入場無料

ミドル・イースト大学オリアンダー・プロジェクト代表紹介:

レイ・マツミヤさん(ミドル・イースト・プロジェクト大学理事)

米国マサチューセッツ州出身。母は広島県呉市出身。ミドル・イースト・プロジェクト大学(UME)設立(2007年)当初から理事を務める。同大学において41の研究所の監督、計画実施、助成金の確保などを担当。これらの研究所では批判的創造的思考法、交渉と紛争解決法、平和教育などの研究が行われている。そこで、中東や北アフリカの9か国で何十万人もの生徒達に影響を与えてきた2000人以上の教育者、市民社会のリーダーの留学生が研究活動をしている。

UMEのプログラムは、米国国務省高等官からも「国務省が監督している公的な外交努力の中で最もよく計画が練られ、運営され、効果を上げているものの一つ」として賞賛されている。UMEの運営組織はアメリカ合衆国、日本、スペイン・ヨルダン・モロッコなどの数多くのメディアにも取り上げられている。USA Todayという新聞にも「広島は私に未来を見ることを教えてくれた」という題で、特集記事欄に署名入り記事が掲載された。UMEでの仕事に関してハーバード大学、マサチューセッツ工科大学、タフツ大学などに招待され数多くの講演を実施している。

他にも、高校生のための国際交流や地球市民教育を促進するための団体、社会問題の倫理的解決のための企業の運営に関わっている。TEDでも異文化間交流の重要さについて紹介している。https://www.youtube.com/watch?v=S5LbZ-bxSdo

 

オリアンダー・プロジェクト紹介:

2016年の夏、中東からアメリカ東海岸の大学に留学している教員12人が広島に平和教育の研修に来ました。これは「夾竹桃プロジェクト」という研修で、平和教育の授業案を計画することを目的としていました。参加者は広島の「場の力」強く感じ、母国に帰国してから平和教育を実践し、6万人以上の生徒たちがこの平和教育の努力の影響を受けています。

「夾竹桃プロジェクト」の成果からも、広島に平和を促進する特別な可能性があることがわかります。まだ更に活かされるべきこの可能性に注目し、世界中の紛争の只中にある地域共同体のために広島が平和創造の助けになる機会を増やすことを、このプロジェクトでも続けています。 

今年は15人の中東・北アフリカ・アメリカ合衆国の中学・高校・大学で勤務する教員がこのプロジェクトに参加しています。被爆証言を読むなど事前学習もして、東京・広島・長崎での平和教育研修で様々なことを学び、帰国後の平和教育のための活動の計画も研修中に作成します。

 

内容[今回の活動は英語ですすめられます。通訳はつきません]

 1 参加者の皆さんに5つのグループに分かれていただきます。発表者が各グループに一人つきます。1つ目のグループについては受付でお伝えする番号のグループへ行ってください。各グループの中で発表者が平和教育のためのアイデアを紹介します。他の参加者の皆さんも質問・意見・参考になりそうな情報の紹介・将来協力して平和教育活動に取り組むための提案などを積極的にご発言ください。

 2 25分後に発表者以外の参加者は別のグループへ移動します。できるだけ最初のグループのメンバーは分かれて他へ移動します。そのグループの発表者のアイデア紹介を中心に皆で意見を出し合います。

 3 25分後にまた別のグループへ移動して同じように意見交換します。

 4 全員、最初のグループに戻ります。そこで20分間集中して、他のグループで発表者に聞いたアイデアやその他の意見交換で印象に残ったことを紹介していただきます。その内容を表す重要な言葉を付箋に書いて、グループの中央に広げてある大きな紙に話題ごとに貼り付けていきます。更にそこで出た質問や意見も付箋に書いて貼り付けていきます。

 5 最後に各グループから一人代表に出ていただいて、そのグループで出た話を全体に紹介していただきます。

6 参加者全員にこの活動で学ばれたこと、ご感想、ご提案などを後日メールで送っていただき、参加者全員で共有します。最後の各グループ発表で出た質問への答えなども共有します。

7 16:00から大集会室3 (3階)に移動して、オリアンダー・プロジェクトの指導者のキャスリーン・サリヴァンさんの講演を全員で聞きます。

 

発表者紹介(五十音順):

角崎 祐美(かくざき ひろみ)

広島市立宇品中学校教諭 英語教師 中学教師になり30年 平和の礎は教育が創るものだと考え教師になる。戦時中検疫所があり原爆投下時に多くの被爆者が救護を求めて渡った似島での少年少女の集い(原水禁世界大会の分科会の一つ)フィールドワークガイドに30年近く関わる。子ども向け、大人向け両方の平和公園ガイドを務める。 被爆体験を綴ったNO MORE HIROSHIMA NAGASAKI (English Edition) Kindle版(『ノーモア広島・長崎』の英語版)翻訳(共訳)英語科の授業や道徳・学活・総合の授業で平和教育を実践する。

今回の発表では、過去三年間に行った平和教育の取り組みを中心に紹介したい。8月6日や被爆体験を読んだり、聞いたりして生徒の作った紙芝居の紹介。また、「平和宣言を作ろう」という広島市のカリキュラムの取り組みの他に行った「平和を表す絵や詩を描こうという取り組み」またその中から選んで卒業集会に向けて作った絵の製作。英語の時間に取り組んだ平和教育の学習や映画を使った取り組みを紹介したい。

 

野沢 綾子(のざわ あやこ)

教育学博士 ホリスティック教育者、 コネクションプラクティス認定トレーナー「ラスール」、 認定クンダリー二ヨガ指導者。カウンセリング、国際理解教育、 地球市民教育関連の仕事の後、 ホリスティック教育を基盤に平和的資質を育くむ教育をライフワークとし、世界各国で講演・学会発表・セミナー・執筆活動を行う。 上智大卒。1995 年米国ミシガン州立大学教育学部カウンセリング学科修士号、 2004年トロント大教育大学院ホリスティック教育博士号修得。 マインドフルネス・カリキュラム講座修了。 日本ホリスティック教育協会会員。カナダ、ドイツ、米国滞在後、 1月よりウクライナ系カナダ人の夫と二人の息子達と広島在住。

今回は、コネクション・プラクティス(共感と洞察で、平和的に問題を解決するためのスキル)と平和的資質を育くむホリスティック教育を紹介する。

 

野島 大輔(のじま だいすけ)

関西学院千里国際中・高等部教員(国際理解教育・人権教育)。NGOトランセンド日本・共同代表。NPO日韓アジア教育文化センター・理事。行政学 修士(国際基督教大学)、国際関係学 博士(立命館大学)。国際法学・平和学・平和教育学専攻。アムネスティ日本「世界人権宣言翻訳コンテスト」最優秀賞(1993)。Transcend Peace Universityトランセンド大学・深層文化コース(2003)・紛争解決上級コース(2007)修了。欧州平和大学 夏課程修了(2008)。アメリカン大学・グローバル平和センター 客員研究員(2008)。平和教育国際研究(IIPE)日本大会 幹事(2012)。1963年 淡路島・出身。

私は、平和学の立場に基づきながら、国際関係論を易しく学ぶカリキュラム開発の研究と実践に取り組んでいます。趣味は作・編曲と世界の離島めぐり。平和の学びについて、様々なアイディアを皆さんとシェアしたいと願っています。

 

薮 祐梨子(やぶ ゆりこ)

自由教育・体験学習・民主主義を教育理念の基礎に置く「学校法人きのくに子どもの村学園きのくに国際高等専修学校」の教員になって7年。主に英語、社会科を担当。同学園の小中学校の卒業生でもある。イギリスの大学・大学院にて国際関係学・国際開発学を学び学士号、修士号を取得。1985年生まれ。1児の母親。

発表内容:

①英語の授業の中で行っていた”What’s Happening around the World”と”Dear Matafele Peinam"の取り組みについて

②オルタナティブ教育を行う「きのくに子どもの村学園」についての説明

③歴史の授業で行った東ティモールについてのドキュメンタリー映画の上映会に至るまでの経緯

④1年のテーマを難民に定めて進めている「人権と民主主義」というクラスでの今年の取り組みと今後の計画

                      

横山 基晴(よこやま もとはる)

1959年生まれ。広島市立幟町中学校教諭。社会科・野球部顧問。現在、広島市立舟入高校野球部OB会会長。マスターズベースボール広島市立大会を企画・運営中。主な実践、作成自主教材:「生徒が歌った平和の歌『ねがい』」、「○○中物語」、「画用紙で作る地球儀・日本地図」、「古代想像三部作」、「地球環境を守る替え歌作り」、「道徳でも社会科を〜道徳の市民社会科化〜」、「ヒロシマを継承しよう」、新聞・文集づくり、「表現活動を取り入れた3年間の学び(Three years learning with Positive Expression activity)」など。

発表内容:国際平和都市広島の重要課題の一つが「ヒロシマの継承と発信」です。中学生が自ら「平和」を発信し、学習を深めていく学年の取り組み、「ねがい」を導入に使った国際交流授業、教科横断的な「地球環境を守る替え歌作り」、「被爆と復興の朗読劇」についても紹介します。『ねがい』のホームページ http://www.jearn.jp/2003conference/negai/index_j.html

 

Kathleen Sullivan, PHD( キャスリーン・サリヴァン)

Hibakusha Stories Director: Kathleen is an education consultant to the United Nations Office for Disarmament Affairs; was the principal author of disarmament related curricula for the UN’s Cyberschoolbus website, and co-wrote with Peter Lucas Action for Disarmament: 10 Things You Can Do! From 2000 to 2006, Dr. Sullivan coordinated the Nuclear Weapons Education and Action Project of Educators for Social Responsibility. Her most recent films are the feature documentary The Ultimate Wish: Ending the Nuclear Age with Robert Richter and the short The Nuclear Age in Six Movements with animations by Amber Cooper Davies. Kathleen has led workshops and seminars on disarmament throughout the world, and is a Nagasaki Peace Correspondent and Hiroshima Peace Ambassador.

 

申込み:右記のサイトでお申込みください。http://kokucheese.com/event/index/480763/

問合せ:代表 角崎祐美・事務局 赤松敦子 peacemessages555 at gmail.com

(atを@に変えてご使用ください)

 

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