平和教育学習会・懇談会
日 時:2017年4月30日15:30〜17:30
会 場:広島平和記念資料館東館地下会議室1
主 催:平和教育地球キャンペーン中四国支部
資料代:1000円(中高大学生は無料)
講 師:サウザー・アシュリさん(武田中学校高等学校)
演 題:多文化の体験・交流を通しての平和教育
内 容:
平和構築における異文化間の相互理解の役割についてお話させていただきます。この相互理解の促進について私の英語の授業で実践して参りました平和教育の事例を失敗例も含めて紹介させていただきます。パレスチナで教職に就いておられましたので、中東での経験、また、ここ広島で生徒たちにイスラム教などの様々な文化を紹介し、中国と日本の関係のように意見が別れるような話題についても話し合う機会をつくるといった実践事例を報告させていただきます。皆様とこのような話題について意見交換できますことを楽しみにしております。
講師プロフィール: サウザー・アシュリ
アメリカの田舎「カンサス州」出身。海外の冒険を求め、パレスチナのガザ地区でNGOでボランティアをして、占領下の事実を体験し、アメリカの外交政策に強く疑問を持った。ワシントンDCのアメリカン大学で国際紛争解決で修士を取った後、もう一度中近東のパレスチナ(今度はヨルダン川西岸のジェニン)で大学教師として勤務した。その頃、難民キャンプで「プロレス」と出会った。スポーツと言う共通点を通して、言葉と文化の壁を乗り越えて、友達を作ることができた経験を生かして、今は広島の武田中学校高校で「多文化の体験・交流を通しての平和教育」を促進している。無知は恐怖を生む、恐怖は憎しみを生むと言う悪循環を、教育で止めないといけない。私の大好きな日本がまた戦争の落とし穴に落ちないためにも、一生懸命頑張りたい。
中国新聞の連載[Peaceあすへのバトン]に掲載されたサウザーさんについての記事「平和教育で世界に目を」が以下のサイトに掲載されています。
http://www.hiroshimapeacemedia.jp/?p=64755