アンネフランクパネル展 防府市ルルサス防府 9月21日(土)午前10時から29日(午後6時より片づけ)、9月23 日(月・祝)にはオランダから来日されているスティファンさんによるワークショップ(‘If only I can be myself, I’ll be satisfied.’Anne, 11 April 1944)もおこなわれました。

 

○温かい会でした。そうやってひとりひとりに語りつなげて行くことをしておられるんですね。前広島市長秋葉さんが、新英語教育の全国大会のスピーチで言っておられたように、今日のようなパッチワーク的なつながりが世界をいつか動かしていくのではないかなと思いました。たくさんの準備,計画ありがとうございました。

 

○本当に短い時間でしたがとても充実した時間でした。

 

○ありがとう 心豊かで 人動く

   Thank you. / A person moves / because a heart is expressive.

 

○ステファンさんを囲む会には、合わない人間と思いながらも参加したけれど、来てみたら、とても大事なものをもらった。私参加人数は少なかったけれど、素敵な出会いだった。

 

○また、こういう機会を設けてほしい。

 

○幼児を連れての参加で、子ども達が我慢できなくて、帰ってしまった。もっと話を聞きたかった。

 

○パネル展の準備途中に、ステファンさん来日の情報をいただき、驚いた。防府に来ていただけるとは思ってもいなかったのに、実現して、感謝している。防府では、お昼ご飯をポットラックで持ち寄り、7人(赤ちゃん一人)の参加者と昼食。その後、パネル展示のロビーに作った「囲む会」の会場で、ステファンさんのお話を聞いた。私は、主催者として、どのような切り出し方をしたらいいのか、迷いがあった。しかし、ステファンさんが、ユーロのお札から話し始められ、皆が話に引き込まれていった。このロビーは、駐車場から図書館への通り路にもなっている、出入り自由な空間。話しが続くなか、トータルで約20人が、参加した。感想を残すカードなどは設置しなかったので、参加者からのフィードバックは少ないのが、申し訳ないところだ。

 

○アンネ・フランク・ハウスの「語り部」ステファンさんには、人を引きつける魅力があって、皆は、お話に聞き入った。通訳は、彼の話しをできるだけ遮らないで行ったので、訳しながら、周囲の人に内容を確認した。そのせいか、ステファンの語る内容に、皆が集中して耳を傾けているようにも思った。英語で、その後日本語で、内容を受けとり、考えていた。

 

○実際に、会う、ということ、「百聞は一見にしかず」とは、このことだと実感した。

 

○人間は動物の一種だから、動物の本能を持っている。その中で、「攻撃性」は歯止めがきかなくなるときがある。そのときは、動物の攻撃にはとどまらない。人間ゆえの恐ろしさがあらわれる。それが、ナチスのやったことなのだろう。 ナチスのような過ちをしてはいけないと人はわかっている。それでも、日々の生活のなかで、そのような恐ろしい人間の一面をさらけ出すことがある。今の日本では、ハラスメント、自殺者の多さ、悲惨な事件、など。

 

○この日、参加した中学生から、なぜ、アンネの家族はアメリカなどのナチスの手が及ばないところに逃げられなかったのか、という質問。外国に逃げる人数は限られていた、という事実。また、なぜ、ナチスを止められなかったのか、については、ヒットラーは天才なので、巧妙に人を支配して、洗脳して、いつのまにか、ナチスでなければ生活ができないようにしていった、との答え。そのようにならないよう、本を読み、自分の感情や考えを書くこと、為政者のやることをよく見て分析すること、その為政者とのコミュニケーションをとることが大事。 歴史を鏡のように考えて、今の状況を比べてみること。

 

○アンネという人の持つ才能について考えさせられた。それは、ナチスにみる攻撃性と対極にある人間の素晴らしさだ。そのパネル展をじっくり見ていく人が沢山いることが素晴らしい。

 

○パネル展及びステファンさんの来日について、短い準備期間で、ここまでやれるとは思わなかった。いろんな方のご協力があって、無事終了。次へのパネルのバトンタッチで、運送器官が予想外にかかって迷惑をかけたことは申し訳なかった。

 

○最後に心に残っているのは、「希望」を持つことが大事ということ。よいことの実現をイメージし続ける事。