基調パネルIII, IV 3月27日

 

III 教育現場と刑務所とのつながりを見直す—学校と司法との連携

 

 Linda Tucci Teodosio:

   少年高等裁判所判事。コミュニティワークにも従事し、アルコール薬物中毒、メンタルヘルス対策にもかかわっている。法曹界の役職にもあり、少年司法に関しての発言も多い。

 Luci Gernot:

   Wood County教育サービスセンター長. 教職経験の後、カリキュラムコンサルタント、学校長、地区教育長の役職を経て現職。高校生の薬物依存対策を主眼として教育サービスセンターが開設され、関係者から成果が期待されている。

David James:

   Akron City Schools地区教育長。教職経験の後、環境プログラム統括、エネルギー、環境・健康、安全に関するプログラムを手がけてきた。

Steve Hanson:

   オハイオ高等裁判所・子ども家庭司法プログラムマネジャー。 子ども家庭司法プログラム部門では、研修の実施をおこなう一方、子どもや家庭に関する裁判、司法案件の適切な処理への政策提言をおこなっている。里子の処遇や在宅措置、薬物に関する少年や家庭裁判、対策立案、医療処置、管理運営システムの構築、ケース管理、財務などにもあたっている。

Kevin Shepherd:

   州政府青少年課保護観察官の責任者として、6つの支所を統括する立場にある。入所措置および通所措置いずれも特別の措置が必要におうじてなされるようにまた、適切な社会保障がなされるようとりくみをすすめている。

 

IV 子どもへの性的虐待への啓発と防止—地球規模のチャレンジと地域での対応

 

   世界で子どもの性的虐待が、健康被害はもとより経済面で、またメンタルヘルスにおいて大変深刻な事態を引き起こしていることへの関心を喚起する。開発途上国では、買春のための人身売買やレイプが権利を奪い取るために、男を飼い慣らすためいなされている。女子は家にとって経済的に価値のない、捨ててもよいものとしてみなされ、奴隷のように売買される。このようにはびこる恐怖と不安にたいして、シェルターに保護し、教育を受け、エンパワメントされるような活動がある。性的虐待に関する統計は、国々によってちがいがあるものの、年々、顕著な問題にあることを示している。36%の女子、29%の男子が性的虐待を受けている。46%の女子、20%との統計が、The 57th session of the UN Commission on Human Rights報告されている。オハイオ州をはじめ米国では、人びとが考えている以上に少女が誘拐、監禁され、性的奴隷になっている事実がある。家族や友人による性的暴力が与える影響は甚大である。

   Jimmie Briggs:

   ジャーナリスト、著書に Innocents Lost: When Child Soldiers Go to War, 国連子どもと武力紛争特別親善大使に任命された最初のアフリカ系アメリカ人。ニューヨークでの子どもたちのための平和国連特別会議のために活動のためにニューヨークとカブールではたらいた。アフガニスタンでは出版ならびに活動にたいしていくつもの賞を受賞した。

   Rebecca Cline:

   Domestic Violence Network(家庭内暴力)予防プログラム統括。地域、州、連邦政府レベルにおいて、Centers for Disease Controlの助成を得て、DVや家庭内暴力のプログラムを実施している。

   Dr. Bill Pfohl:

   学校心理学を専門とする。NEAT (2008-2010)の共同代表であり、前国際学校心理学会会長。いくつものプロジェクトをメンタルヘルスの専門家として手がけている。

   Debra Seltzer:

   オハイオ州厚生部健康促進リスク対策部門で、性的暴行ならびにDV予防プログラムをてがけている。レイプ対策Centerのボランティアやレイプ対策コーディネーターとして働いた経験を持つ。