第8回 平和教育学フォーラム(2023年2月11日午後開催)

 

「平和教育の総合的な再構築を目指して」

 

○今回テーマの趣旨

平和教育学は、戦争体験の世代間継承、トラウマ、平和を形成する力の育成、情報化・グローバル化への対応、…など数々の研究課題に答えながら、どのように今日の最先端の研究を把握・共有すればいいのでしょうか。平和教育「学」の視点から、諸課題を整理し、これらの課題に答えうる様々な研究の現状を捕捉してみましょう。

その中から、「記憶」をキーワードに、教科教育学の研究成果(カリキュラム、市民性教育、教師教育など)を通じて平和教育の深化を試みておられる草原和博先生のEVRI(広島大学教育ヴィジョン研究センター)でのご活動から、これからの平和教育学へのご提言をいただき、参加者どうしでシェアしながら深めて参りましょう。

<主 催> 平和教育学研究会:

村上 登司文、淺川 和也、野島 大輔

協力:平和教育地球キャンペーン(GCPEJhttps://gcpej.jimdofree.com/)

*現地開催およびオンライン開催 *参加無料 *使用言語:日本語

<申込み>

*実会場・オンライン参加いづれも、2023年2月9日(木)までに、URL/二次元コードの登録フォームからお申し込みください。登録後及び前日に、ZOOMミーティングの接続情報が、入力して頂いたメールアドレス宛に届きます。

https://us02web.zoom.us/meeting/register/tZwkf-yurjIoGtM79CUyaXZdGQpLDNVTQ-Ky

*ZOOM(アプリケーション)の操作につきましては、参加者各自にて、事前にご準備をお願い致します。

<場 所>京都教育大学 藤森学舎 A棟(A3教室) 

 ( https://www.kyokyo-u.ac.jp/access/access02/ )

<問合せ> peaceeducationforum@gmail.com  

○日程 2023年2月11日(土・祝)13:00~16:30 

【12:30現地開場 13:00オンライン開始】

13:00~13:15 開会挨拶・フォーラム設立主旨と今回の趣旨説明(野島)

   本日のプログラムとZOOMルールの確認(淺川)、司会・進行(野島)

13:15~13:45 基調提案「平和教育研究の動向と研究成果」(村上)

13:45~13:55 ブレイクアウトルームⅠ(自己紹介/基調提案への感想)

13:55~14:55 講演「記憶を視点とした平和教育の試み―広島大学EVRIの活動から―」 

草原 和博 (広島大学大学院・人間社会科学研究科 教授)  

14:55~15:00 <休憩> *この間に質問を集めます。

15:00~15:30 基調提案・講演への質疑と応答  討論・司会(淺川)

15:30~16:00 ブレイクアウトルームⅡ(次のようなテーマで当日設定の予定)

「ウクライナでの紛争をどう扱うか」「平和教育の実践交流・情報交換」など

16:00~16:30 本日のフォーラムの振り返り(各ルームからの報告の共有)、

                           今後の取り組み紹介など

16:30 フォーラム終了

○平和教育学フォーラムの設立主旨

日本の平和教育は第二次世界大戦後から今日まで広く行われてきました。しかし、個別の平和教育論や平和教育実践は多くあっても、それらのアカデミックな整理は充分とはいえません。平和教育の発展のためには、平和教育をばらばらな理論と実践に留めておくのではなく、「平和教育学」と呼べる学問的領域を拓く必要があります。

 「平和教育学」では、平和教育の実践と理論について研究し、平和教育実践を理論面から支えるための学問的知見を体系化することを目的としています。アカデミックな立場から、平和教育の体系化を進め、「平和教育学」として発展することが望まれています。(平和教育学フォーラムHP http://peace-education.info/PESforum/22aForum.html SINCE 2011)