<ブッククラブ・ピース紹介>
対 象:小中高生
目 的:本を読んで何かを実行し、意見交換することで世界中に友達をつくることを楽しみ、草の根からの世界平和を創ること。
活動日・時間と場所:5月6日から毎週月曜日と水曜日の17:30〜20:00
          岩国市民会館研修室(主に第2研修室)
参加費:1回につき500円
活動内容例:
(1)本を読み、本の内容と自分の感想をまとめ発表し、話し合う
(2)本の内容について何か実行するプロジェクト・グループをつくる、あわせて農業体験や博物館訪問などをおこなう
(3)実行したことの過程や成果をまとめ、発表する
(4)まとめた内容を英語に訳して、外国の生徒と交流し、意見交換をする
(5)絵本などの読み聞かせの練習(英語・日本語)をおこなう
(6)ワークショップによる運営方法を学び実践する
(7)地域の行事(アースディなど)に出展する
(8)青少年育成をはじめとするさまざまな他地域の団体との交流をすすめる
(9)情報分析力・コミュニケーション能力向上のための研修会などをおこなう
(10)環境や平和など、地球規模の課題に関して講演会などを開催する
 都合のよい時間に部分参加することもできます。気軽に参加してみてください。
申し込み・問合せ:赤松 敦子(ブッククラブ・ピース代表)
メール:peacemessagestakamori〔at〕yahoo.co.jp
平和な社会を創るために
 世界中で平和で幸せな生活を送ることができるように、自主的に学ぶこと、相談すること、協力することを子どものころから体験で学ぶ機会がもっと必要とされているのではないでしょうか。大人になってからもずっと学校のように「教えてもらう」学びが続くわけではありません。自分と周りの人、世界中の人々の多様性の素晴らしさを学んで、特徴を活かして協力し合う世界と、無知からくる嫌悪感や恐怖と疑いの念で脅迫し合う世界と、どちらを創ることを選ぶかは、一人一人の選択にかかっています。
 本を読んで新しい情報を学ぶだけでなく、その発見や驚きを表現して他の人と共有し、自分の表現を認めてもらう体験・他の人の表現から新しい視点を学ぶ体験は、人との関わりを楽しむという心の平和を創る基盤となります。
 新しく学んだ知識を使って、他の人と相談しながら企画を実行してみることで、協力してよりよい環境や人間関係などを創り出す楽しさを実感すると、主体的に自分の人生を生き、協力して皆が幸せになれる社会を創るエネルギーとなります。失敗から学びあうことで、自分が変化に主体的に関わるほうが、他人を責めて何もしないより楽しいことがわかります。
 英語やその他の外国語を使って、外国の多様な文化の中で多様な価値観を持っている人々と意見交換をし、友情を育むことで、自分と自分に似ている人たちだけの幸せを追及して、似ていない人を犠牲にして憎しみを生み出すより、様々な環境で暮らす様々な人々と共に幸せになるように協力するほうが、本当の意味で幸せになれると気づくことができます。
 ブッククラブ・ピースでは、子どもたちが主体的に、本を通して、世界を学び、世界中の人々と協力する体験の場を、様々な分野で活躍しておられる方々と協力して提供していきます。

ブッククラブへの呼びかけ
吉田新一郎さんから
あなたは、読むことが好き? それとも、嫌い?
好きでも嫌いでも、読むことは人生にすばらしい可能性と選択肢を提供してくれます。
考えなくてもいいことを、たくさん考えさせてもくれます。
想像/創造させてくれます。発見させてくれます。
多様なつながりを見出させてくれます。
ひらめかせてくれます。
疑問ももたせてくれます。他にも、いっぱい。
そんなことが、すべて読むことでできてしまうのですから、読まなきゃ、損です。
そして、それを楽しくやる方法で体験してもらうのが、今回のイベントです。
でも、一回かぎりでは役に立ちませんから、これを機会に、一人で、そして数人で、ぜひ読み続けるきっかけにしてください。
吉田 新一郎さんプロフィール                  
学びと出会いの環境と仕組みをデザインする「ラーンズケイプ」代表。 
著書には『テストだけでは測れない!』(NHK生活人新書)『読書がさらに楽しくなるブッククラブ』(新評論)、訳書に『リーディング・ワークショップ-「読む」ことが好きになる教え方・学び方』『「考える力」はこうしてつける』(以上新評論)『最高のプレゼンテーション』(PHP研究所)などがある。